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std::gslice

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ヘッダ <valarray> で定義
class gslice;

std::gslice はストライドとサイズの多段の集合によって定義される std::valarray のインデックスの部分集合を表すセレクタクラスです。 std::gslice 型のオブジェクトは、例えば valarray として表された多次元配列のカラムを選択するために、 valarray の operator[] でインデックスとして使用できます。

開始値 s、ストライドのリスト i
j
およびサイズのリスト d
j
が与えられたとき、これらの値から構築された std::gslice はインデックスの集合 k
j
=s+Σ
j
(i
j
d
j
)
を選択します。

例えば、開始インデックス 3、ストライド {19,4,1} および長さ {2,4,3} は以下のようなインデックスの集合を生成します。

3 + 0*19 + 0*4 + 0*1 = 3,
3 + 0*19 + 0*4 + 1*1 = 4,
3 + 0*19 + 0*4 + 2*1 = 5,
3 + 0*19 + 1*4 + 0*1 = 7,
3 + 0*19 + 1*4 + 1*1 = 8,
...
3 + 1*19 + 3*4 + 2*1 = 36

同じインデックスを複数回選択する std::gslice オブジェクトを構築することもできます。 上の例でストライド {1,1,1} を使用した場合、インデックスは {3, 4, 5, 4, 5, 6, ...} のようになります。 そのような gslice は std::valarray::operator[] の const バージョンへの引数としてのみ使用することができ、そうでなければ動作は未定義です。

目次

[編集] メンバ関数

コンストラクタ
一般スライスを構築します
(パブリックメンバ関数)
startsizestride
スライスのパラメータを返します
(パブリックメンバ関数)

std::gslice::gslice

gslice()
gslice( std::size_t start, const std::valarray<std::size_t>& sizes,
                           const std::valarray<std::size_t>& strides );
gslice( const gslice& other );

新しい一般スライスを構築します。

1) デフォルトコンストラクタ。 gslice(0, std::valarray<std::size_t>(), std::valarray<std::size_t>()) と同等です。 このコンストラクタはスライスの配列の構築を可能とするためだけに存在しています。
2) パラメータ startsizesstrides を持つ新しいスライスを構築します。
3) other のコピーを構築します。

引数

start - 最初の要素の位置
sizes - 各次元の要素数を定義する配列
strides - 各次元の連続する要素間の位置数を定義する配列
other - コピーする別のスライス


std::slice::start, size, stride

std::size_t start() const;
(1)
std::valarray<std::size_t> size() const;
(2)
std::valarray<std::size_t> stride() const;
(3)

構築時にスライスに渡されたパラメータ start、 sizes、 strides をそれぞれ返します。

引数

(なし)

戻り値

スライスのパラメータ start、 sizes、 strides。

計算量

一定。

[編集]

三次元配列のカラムを指定する gslice の使用方法をデモンストレーションします。

#include <iostream>
#include <valarray>
void test_print(std::valarray<int>& v, int rows, int cols, int planes)
{
    for(int r=0; r<rows; ++r) {
        for(int c=0; c<cols; ++c) {
            for(int z=0; z<planes; ++z)
                std::cout << v[r*cols*planes + c*planes + z] << ' ';
            std::cout << '\n';
        }
        std::cout << '\n';
    }
}
int main()
{
    std::valarray<int> v = // 3d array: 2 x 4 x 3 elements
    { 111,112,113 , 121,122,123 , 131,132,133 , 141,142,143,
      211,212,213 , 221,222,223 , 231,232,233 , 241,242,243};
    // int ar3d[2][4][3]
    std::cout << "Initial 2x4x3 array:\n";
    test_print(v, 2, 4, 3);
 
    // update every value in the first columns of both planes
    v[std::gslice(0, {2, 4}, {4*3, 3})] = 1; // two level one strides of 12 elements
                                             // then four level two strides of 3 elements
 
    // subtract the third column from the second column in the 1st plane
    v[std::gslice(1, {1, 4}, {4*3, 3})] -= v[std::gslice(2, {1, 4}, {4*3, 3})];
 
    std::cout << "After column operations: \n";
    test_print(v, 2, 4, 3);
}

出力:

Initial 2x4x3 array:
111 112 113
121 122 123
131 132 133
141 142 143
 
211 212 213
221 222 223
231 232 233
241 242 243
 
After column operations:
1 -1 113
1 -1 123
1 -1 133
1 -1 143
 
1 212 213
1 222 223
1 232 233
1 242 243

[編集] 関連項目

valarray の要素、スライス、マスクを取得または設定します
(パブリックメンバ関数) [edit]
BLAS ライクな valarray のスライス: 開始位置、長さ、ストライド
(クラス) [edit]
gslice 適用後の valarray のサブセットへのプロキシ
(クラステンプレート) [edit]