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std::pointer_traits

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pointer_traits
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ヘッダ <memory> で定義
template< class Ptr > struct pointer_traits;
(1) (C++11およびそれ以降)
template< class T > struct pointer_traits<T*>;
(2) (C++11およびそれ以降)

pointer_traits クラステンプレートはポインタライクな型 (boost::interprocess::offset_ptr などのファンシーポインタ) のいくつかの性質にアクセスする標準的な方法を提供します。 標準のテンプレート std::allocator_traitsAllocator によって要求される様々な typedef のためのデフォルトを決定するために pointer_traits に頼っています。

1) 特殊化されていない pointer_traits は以下の型を宣言します。

目次

[編集] メンバ型

定義
pointer Ptr
element_type 存在すれば Ptr::element_type、そうでなく Ptr がテンプレート Template<T, Args...> の実体化であれば T
difference_type 存在すれば Ptr::difference_type、そうでなければ std::ptrdiff_t

[編集] メンバエイリアステンプレート

テンプレート 定義
template <class U> using rebind 存在すれば Ptr::rebind<U>、そうでなく Ptr がテンプレート Template<T, Args...> の実体化であれば Template<U, Args...>

[編集] メンバ関数

[static]
引数を指す逆参照可能なポインタを取得します
(パブリック静的メンバ関数) [edit]

2) 以下の型を宣言する、ポインタ型 T* に対する特殊化が提供されます。

[編集] メンバ型

定義
pointer T*
element_type T
difference_type std::ptrdiff_t

[編集] メンバエイリアステンプレート

テンプレート 定義
template< class U > using rebind U*

[編集] メンバ関数

[static]
引数を指す逆参照可能なポインタを取得します
(パブリック静的メンバ関数) [edit]

3) ユーザ定義のファンシーポインタ型に対する特殊化は追加の静的メンバ関数を定義しても構いません。

[編集] オプショナルなメンバ関数

[static] (C++20)
ファンシーポインタから生のポインタを取得します (pointer_to の逆)
(パブリック静的メンバ関数) [edit]

[編集] ノート

rebind メンバテンプレートエイリアスは、 T を指すポインタライクな型が与えられたときに、 U を指す同じポインタライクな型を取得することを可能とします。 例えば、

typedef std::pointer_traits<std::shared_ptr<int>>::rebind<double> another_pointer;
static_assert(std::is_same<another_pointer, std::shared_ptr<double>>::value);

[編集]

#include <memory>
#include <iostream>
 
template <class Ptr>
struct BlockList
{
   // Predefine a memory block 
   struct block;
 
   // Define a pointer to a memory block from the kind of pointer Ptr s
   // If Ptr is any kind of T*, block_ptr_t is block*
   // If Ptr is smart_ptr<T>, block_ptr_t is smart_ptr<block>
   typedef typename std::pointer_traits<Ptr>::template rebind<block> block_ptr_t;
 
   struct block
   {
      std::size_t size;
      block_ptr_t next_block;
   }; 
 
   block_ptr_t free_blocks;
}; 
 
int main()
{
    BlockList<int*> bl1;
    // The type of bl1.free_blocks is block*
 
    BlockList<std::shared_ptr<char>> bl2;
    // The type of bl2.free_blocks is std::shared_ptr<block>
    std::cout << bl2.free_blocks.use_count() << '\n';
}

出力:

​0​

[編集] 関連項目

アロケータ型に関する情報を提供します
(クラステンプレート) [edit]
(C++11)
& 演算子がオーバーロードされている場合でも、オブジェクトの実際のアドレスを取得します
(関数テンプレート) [edit]