名前空間
変種
操作

std::filesystem::perms

提供: cppreference.com
 
 
 
ヘッダ <filesystem> で定義
enum class perms;
(C++17以上)

この型はファイルアクセスパーミッションを表します。 permsBitmaskType の要件を満たします (つまり、ビット単位の演算子 operator&, operator|, operator^, operator~, operator&=, operator|=, operator^= がすべて、この型に対して定義されます)。

アクセスパーミッションは POSIX のパーミッションビットをモデル化し、個別のファイルパーミッションは (status によって報告される場合) 以下のビットのいくつかを組み合わせたものになります。

目次

[編集] メンバ定数

メンバ定数 値 (8進数) POSIX の対応する定数 意味
none 0 設定されているパーミッションビットはありません
owner_read 0400 S_IRUSR ファイルの所有者が読み込みパーミッションを持ちます
owner_write 0200 S_IWUSR ファイルの所有者が書き込みパーミッションを持ちます
owner_exec 0100 S_IXUSR ファイルの所有者が実行/検索パーミッションを持ちます
owner_all 0700 S_IRWXU ファイルの所有者が読み込み、書き込み、実行/検索パーミッションを持ちます

owner_read | owner_write | owner_exec と同等です

group_read 040 S_IRGRP ファイルのユーザグループが読み込みパーミッションを持ちます
group_write 020 S_IWGRP ファイルのユーザグループが書き込みパーミッションを持ちます
group_exec 010 S_IXGRP ファイルのユーザグループが実行/検索パーミッションを持ちます
group_all 070 S_IRWXG ファイルのユーザグループが読み込み、書き込み、実行/検索パーミッションを持ちます

group_read | group_write | group_exec と同等です

others_read 04 S_IROTH その他のユーザが読み込みパーミッションを持ちます
others_write 02 S_IWOTH その他のユーザが書き込みパーミッションを持ちます
others_exec 01 S_IXOTH その他のユーザが実行/検索パーミッションを持ちます
others_all 07 S_IRWXO その他のユーザが読み込み、書き込み、実行/検索パーミッションを持ちます

others_read | others_write | others_exec と同等です

all 0777 すべてのユーザが読み込み、書き込み、実行/検索パーミッションを持ちます

owner_all | group_all | others_all と同等です

set_uid 04000 S_ISUID 実行時、ユーザIDをファイルの所有者のユーザIDに設定します
set_gid 02000 S_ISGID 実行時、グループIDをファイルのユーザグループIDに設定します
sticky_bit 01000 S_ISVTX 処理系定義の意味、ただし POSIX XSI ではディレクトリに設定された場合そのディレクトリがその他のユーザに書き込みパーミッションがなくてもファイルの所有者のみがファイルを削除できます (/tmp で使用されます)
mask 07777 すべての有効なパーミッションビット

all | set_uid | set_gid | sticky_bit と同等です

さらに、パーミッションを表さない以下の定数がこの型の定数として定義されます。

メンバ定数 値 (16進数) 意味
unknown 0xFFFF 不明なパーミッション (例えばパーミッションを指定せずに file_status が作成された場合)

[編集] ノート

パーミッションは、ビットとして実装されている必要はありませんが、概念的にはそのように取り扱われます。

システムによっては、いくつかのパーミッションビットは無視されるかもしれませんし、いくつかのビットは自動的に他のビットを変更するかもしれません (例えば、オーナー/グループ/全員の区別を持たないプラットフォームでは、3つの書き込みビットのいずれかを設定するだけで、3つ全部が設定されます)。

[編集]

#include <fstream>
#include <bitset>
#include <iostream>
#include <filesystem>
namespace fs = std::filesystem;
 
void demo_perms(fs::perms p)
{
    std::cout << ((p & fs::perms::owner_read) != fs::perms::none ? "r" : "-")
              << ((p & fs::perms::owner_write) != fs::perms::none ? "w" : "-")
              << ((p & fs::perms::owner_exec) != fs::perms::none ? "x" : "-")
              << ((p & fs::perms::group_read) != fs::perms::none ? "r" : "-")
              << ((p & fs::perms::group_write) != fs::perms::none ? "w" : "-")
              << ((p & fs::perms::group_exec) != fs::perms::none ? "x" : "-")
              << ((p & fs::perms::others_read) != fs::perms::none ? "r" : "-")
              << ((p & fs::perms::others_write) != fs::perms::none ? "w" : "-")
              << ((p & fs::perms::others_exec) != fs::perms::none ? "x" : "-")
              << '\n';
}
int main()
{
    std::ofstream("test.txt"); // create file
 
    std::cout << "Created file with permissions: ";
    demo_perms(fs::status("test.txt").permissions());
 
    fs::permissions("test.txt",
                    fs::perms::owner_all | fs::perms::group_all,
                    fs::perm_options::add);
 
    std::cout << "After adding o+rwx and g+rwx:  ";
    demo_perms(fs::status("test.txt").permissions());
 
    fs::remove("test.txt");
}

出力例:

Created file with permissions: rw-r--r--
After adding o+rwx and g+wrx:  rwxrwxr--

[編集] 関連項目

(C++17)(C++17)
ファイルの属性を調べます
シンボリックリンクのターゲットを確認しながらファイルの属性を調べます
(関数) [edit]
ファイルアクセスパーミッションを変更します
(関数) [edit]