名前空間
変種
操作

std::to_array

提供: cppreference.com
< cpp‎ | container‎ | array
ヘッダ <array> で定義
template<class T, std::size_t N>
constexpr std::array<std::remove_cv_t<T>, N> to_array(T (&a)[N]);
(1) (C++20以上)
template<class T, std::size_t N>
constexpr std::array<std::remove_cv_t<T>, N> to_array(T (&&a)[N]);
(2) (C++20以上)

1次元の組み込みの配列 a から std::array を作成します。 std::array の要素は a の対応する要素からコピー初期化されます。 多次元の組み込みの配列のコピーまたはムーブはサポートしていません。

1) 0, ..., N - 1 のすべての i について、結果の対応する要素を a[i] でコピー初期化します。 このオーバーロードは std::is_constructible_v<T, T&>false のときは ill-formed になるでしょう。
2) 0, ..., N - 1 のすべての i について、結果の対応する要素を std::move(a[i]) でコピー初期化します。 このオーバーロードは std::is_move_constructible_v<T>false のときは ill-formed になるでしょう。

どちらのオーバーロードも std::is_array_v<T>true のときは ill-formed になるでしょう。

目次

[編集] 引数

a - std::array に変換する組み込みの配列
型の要件
-
オーバーロード (1) を使用するためには TCopyConstructible の要件を満たさなければなりません。
-
オーバーロード (2) を使用するためには TMoveConstructible の要件を満たさなければなりません。

[編集] 戻り値

1) std::array<std::remove_cv_t<T>, N>{ a[0], ..., a[N - 1] }
2) std::array<std::remove_cv_t<T>, N>{ std::move(a[0]), ..., std::move(a[N - 1]) }

[編集] ノート

std::arrayクラステンプレートの実引数推定は使用できないけれども to_array は利用可能という状況がいくつかあります。

  • std::array の要素型は手動で指定し、長さは推定するとき、 to_array が使用できます。 これは暗黙の変換を欲するときに好まれます。
  • to_array は文字列リテラルをコピーできます。 クラステンプレートの実引数推定では最初の文字を指すポインタ1個の std::array が作成されます。
std::to_array<long>({3, 4}); // OK、暗黙の変換。
// std::array<long>{3, 4};   // エラー、テンプレート実引数が少なすぎます。
std::to_array("foo");        // std::array<char, 4>{ 'f', 'o', 'o', '\0' } を作成します。
std::array{"foo"};           // std::array<const char*, 1>{ +"foo" } を作成します。

[編集] 実装例

1つめのバージョン
namespace detail {
 
template <class T, std::size_t N, std::size_t... I>
constexpr std::array<std::remove_cv_t<T>, N>
    to_array_impl(T (&a)[N], std::index_sequence<I...>)
{
    return { {a[I]...} };
}
 
}
 
template <class T, std::size_t N>
constexpr std::array<std::remove_cv_t<T>, N> to_array(T (&a)[N])
{
    return detail::to_array_impl(a, std::make_index_sequence<N>{});
}
2つめのバージョン
namespace detail {
 
template <class T, std::size_t N, std::size_t... I>
constexpr std::array<std::remove_cv_t<T>, N>
    to_array_impl(T (&&a)[N], std::index_sequence<I...>)
{
    return { {std::move(a[I])...} };
}
 
}
 
template <class T, std::size_t N>
constexpr std::array<std::remove_cv_t<T>, N> to_array(T (&&a)[N])
{
    return detail::to_array_impl(std::move(a), std::make_index_sequence<N>{});
}

[編集]

#include <type_traits>
#include <utility>
#include <array>
#include <memory>
 
int main()
{
    // 文字列リテラルをコピーします。
    auto a1 = std::to_array("foo");
    static_assert(a1.size() == 4);
 
    // 要素型と長さの両方を推定します。
    auto a2 = std::to_array({ 0, 2, 1, 3 });
    static_assert(std::is_same_v<decltype(a2), std::array<int, 4>>);
 
    // 要素型を指定し、長さを推定します。
    // 暗黙の変換が発生します。
    auto a3 = std::to_array<long>({ 0, 1, 3 });
    static_assert(std::is_same_v<decltype(a3), std::array<long, 3>>);
 
    auto a4 = std::to_array<std::pair<int, float>>(
        { { 3, .0f }, { 4, .1f }, { 4, .1e23f } });
    static_assert(a4.size() == 3);
 
    // コピー可能でない std::array を作成します。
    auto a5 = std::to_array({ std::make_unique<int>(3) });
    static_assert(a5.size() == 1);
 
    // エラー、多次元配列のコピーはサポートしていません。
    // char s[2][6] = { "nice", "thing" };
    // auto a6 = std::to_array(s);
}


[編集] 関連項目

サイズと要素型を引数から推定した std::array オブジェクトを作成します
(関数テンプレート) [edit]