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std::for_each

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ヘッダ <algorithm> で定義
(1)
template< class InputIt, class UnaryFunction >
UnaryFunction for_each( InputIt first, InputIt last, UnaryFunction f );
(C++20以前)
template< class InputIt, class UnaryFunction >
constexpr UnaryFunction for_each( InputIt first, InputIt last, UnaryFunction f );
(C++20およびそれ以降)
template< class ExecutionPolicy, class ForwardIt, class UnaryFunction2 >
void for_each( ExecutionPolicy&& policy, ForwardIt first, ForwardIt last, UnaryFunction2 f );
(2) (C++17およびそれ以降)
1) 指定された関数オブジェクト f を範囲 [first, last) 内のすべてのイテレータを逆参照した結果に順番に適用します。
2) 指定された関数オブジェクト f を範囲 [first, last) 内のすべてのイテレータを逆参照した結果に適用します (順番にとは限りません)。 アルゴリズムは policy に従って実行されます。 このオーバーロードは、 std::is_execution_policy_v<std::decay_t<ExecutionPolicy>> が true でなければ、オーバーロード解決に参加しません。

どちらのオーバーロードについても、イテレータの型が可変であれば、 f は逆参照されたイテレータを通して範囲内の要素を変更しても構いません。 f が結果を返す場合、その結果は無視されます。

他のアルゴリズムと異なり、 for_each はたとえトリビアルにコピー可能であってもシーケンス内の要素のコピーを作成することはありません。

目次

[編集] 引数

first, last - 関数を適用する範囲
policy - 使用する実行ポリシー。 詳細は実行ポリシーを参照してください
f - 範囲 [first, last) 内のすべてのイテレータを逆参照した結果に適用される関数オブジェクト。

関数のシグネチャは以下と同等であるべきです。

 void fun(const Type &a);

シグネチャが const & を持つ必要はありません。
TypeInputIt 型のオブジェクトの逆参照から暗黙に変換可能なものでなければなりません。

型の要件
-
InputItInputIterator の要件を満たさなければなりません。
-
ForwardItForwardIterator の要件を満たさなければなりません。
-
UnaryFunctionMoveConstructible の要件を満たさなければなりません。 CopyConstructible である必要はありません。
-
UnaryFunction2CopyConstructible の要件を満たさなければなりません。

[編集] 戻り値

1) f (C++11以前) std::move(f) (C++11およびそれ以降)
2) (なし)

[編集] 計算量

ちょうど last - first 回の f の適用。

[編集] 例外

テンプレート引数 ExecutionPolicy を持つオーバーロードは以下のようにエラーを報告します。

  • アルゴリズムの一部として呼び出された関数の実行が例外を投げ、 ExecutionPolicy が3つの標準のポリシーのいずれかの場合は、 std::terminate が呼ばれます。 それ以外のあらゆる ExecutionPolicy については、動作は処理系定義です。
  • アルゴリズムがメモリの確保に失敗した場合は、 std::bad_alloc が投げられます。

[編集] 実装例

template<class InputIt, class UnaryFunction>
UnaryFunction for_each(InputIt first, InputIt last, UnaryFunction f)
{
    for (; first != last; ++first) {
        f(*first);
    }
    return f;
}

[編集]

以下の例は vector のすべての要素をインクリメントするためにラムダ関数を使用し、それらの合計を計算するために関数オブジェクトのオーバーロードされた operator() を使用します。 ちなみに、合計を計算するためには、それ用のアルゴリズム std::accumulate を使用することが推奨されます。

#include <vector>
#include <algorithm>
#include <iostream>
 
struct Sum
{
    Sum(): sum{0} { }
    void operator()(int n) { sum += n; }
    int sum;
};
 
int main()
{
    std::vector<int> nums{3, 4, 2, 8, 15, 267};
 
    auto print = [](const int& n) { std::cout << " " << n; };
 
    std::cout << "before:";
    std::for_each(nums.begin(), nums.end(), print);
    std::cout << '\n';
 
    std::for_each(nums.begin(), nums.end(), [](int &n){ n++; });
 
    // calls Sum::operator() for each number
    Sum s = std::for_each(nums.begin(), nums.end(), Sum());
 
    std::cout << "after: ";
    std::for_each(nums.begin(), nums.end(), print);
    std::cout << '\n';
    std::cout << "sum: " << s.sum << '\n';
}

出力:

before: 3 4 2 8 15 267
after:  4 5 3 9 16 268
sum: 305

[編集] 関連項目

指定範囲の要素に関数を適用します
(関数テンプレート) [edit]
範囲 for ループ 範囲に対してループを実行します (C++11およびそれ以降) [edit]
指定個数の要素に関数を適用します
(関数テンプレート) [edit]