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std::div, std::ldiv, std::lldiv

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ヘッダ <cstdlib> で定義
std::div_t     div( int x, int y );
(1)
std::ldiv_t    div( long x, long y );
(2)
std::lldiv_t   div( long long x, long long y );
(3) (C++11およびそれ以降)
std::ldiv_t   ldiv( long x, long y );
(4)
std::lldiv_t lldiv( long long x, long long y );
(5) (C++11およびそれ以降)
ヘッダ <cinttypes> で定義
std::imaxdiv_t div( std::intmax_t x, std::intmax_t y );
(6) (C++11およびそれ以降)
std::imaxdiv_t imaxdiv( std::intmax_t x, std::intmax_t y );
(7) (C++11およびそれ以降)

分子 x を分母 y で割った商と余りの両方を計算します。

商は小数部を破棄した (ゼロに向かって切り捨てた) 代数的な商です。 余りは quot * y + rem == x が成り立つように計算されます。

(C++11以前)

商は式 x/y の結果です。 余りは式 x%y の結果です。

(C++11およびそれ以降)

目次

[編集] 引数

x, y - 整数値

[編集] 戻り値

余りと商の両方が対応する型 (ぞれぞれ int, long, long long, std::imaxdiv_t) のオブジェクトとして表現可能な場合は、以下のように定義される型 std::div_t, std::ldiv_t, std::lldiv_t, std::imaxdiv_t のオブジェクトとしてその両方を返します。

std::div_t

struct div_t { int quot; int rem; };

または

struct div_t { int rem; int quot; };

std::ldiv_t

struct ldiv_t { long quot; long rem; };

または

struct ldiv_t { long rem; long quot; };

std::lldiv_t

struct lldiv_t { long long quot; long long rem; };

または

struct lldiv_t { long long rem; long long quot; };

std::imaxdiv_t

struct imaxdiv_t { std::intmax_t quot; std::intmax_t rem; };

または

struct imaxdiv_t { std::intmax_t rem; std::intmax_t quot; };

余りまたは商のいずれかが表現できない場合、動作は未定義です。

[編集] ノート

C++11 までは、いずれかの被演算子が負の場合、組み込みの除算および剰余演算子における商の丸め方向と余りの符号は処理系定義でしたが、 std::div では well-defined でした。

多くのプラットフォームでは単一の CPU 命令で商と余りの両方を取得でき、この関数はそれを活用するかもしれません。 とはいえ、コンパイラは一般的に、近接する / および % を、適切な場合はマージすることができます。

[編集]

#include <string>
#include <cmath>
#include <cstdlib>
#include <iostream>
 
std::string itoa(int n, int base)
{
    std::string buf;
    std::div_t dv{}; dv.quot = n;
    do {
        dv = std::div(dv.quot, base);
        buf += "0123456789abcdef"[std::abs(dv.rem)];  // string literals are arrays
    } while(dv.quot);
    if(n<0) buf += '-';
    return {buf.rbegin(), buf.rend()};
}
 
int main()
{
    std::cout << itoa(12345, 10) << '\n'
              << itoa(-12345, 10) << '\n'
              << itoa(65535, 16) << '\n';
}

出力:

12345
-12345
ffff

[編集] 関連項目

浮動小数点除算の余りを計算します
(関数) [edit]
(C++11)
除算の符号付きの余りを計算します
(関数) [edit]
(C++11)
除算の下位3ビットと符号付きの余りを計算します
(関数) [edit]